コロナはがんより怖い

つい最近まで、というか今年の3月中頃まで、がんサバイバーとして適当に仕事しながら毎日楽しく過ごしていました。この調子であと2年の月日が過ぎてくれれば、無事に5年間再発や大きなイベントもなく、完治を達成できる可能性が大きいと思っていました。とりあえず、峠を越えたと安心していました。

フリーで翻訳しているので、仕事は基本的にリモートで全部できます。仕事の依頼も適当に安定していて、上司とか同僚とかに余計な気を使わなくていいし、通勤で体力を消耗しないですむので、仕事上のストレスはほぼゼロです。もしかしたら、がんサバイバーとしては恵まれているのかもしれません。

ところが突然、降って湧いたようにコロナウイルスの大流行が勃発してしまいました。地球規模で、見えない敵との終わりが見えない戦いに突入してしまったようです。何というか、アメリカのB級パニック映画のようなことが本当に起きてしまいました。個人的に、ゾンビの大群が発生しないか心配しています。

初夏になる頃には何とかなるかぁと期待していましたが、状況はいっこうに良くなりそうもありません。悪いことに第1波がぶり返してきたようです。何というか、無限ループに陥ってしまったようです。はやく脱出できれば良いのですが、この秋には必ず第2波が来るでしょうし、最悪の場合には来年に第3波も来ることになるのではないでしょうか?!完治への道のりに黄信号が点灯してしまいました。

若い方や健康な方は「コロナなんてカゼと同じ」と思われるでしょうが、がんサバイバー的にはコロナは恐ろしいです。白猫は、化学療法の副作用による肺出血で肺が弱くなったので、死ぬ可能性が高いと思います。

ステージ4bのホジキンリンパ腫から生還できて、仕事も適当に順調なのに、コロナで呆気なく死んだら人生に未練が残りそうです。一日でも早くコロナのワクチンが完成することを祈っています。