季節外れすぎる真冬の怪談

怪談は暑い夏に似合うのですが、寒い冬に季節外れの真冬の怪談をさせていただきます。

まあ、真冬の怪談と言うほど恐ろしいことではなかったのですが、何とも説明しがたい不思議な現象が起こりました。

夜中の1時半頃に、リビングで仕事用のホームページを編集していた時、誰もいない台所の方から「カタカタ」と木が触れ合うような少し高い音がしたのです。

我が家の台所にある木製の物体といえば割りばしくらいです。深さ2センチほどのトレーの中に並べて置いてあるので、どう考えてもズレ落ちたり動いたりすることはありません。

もしトレー全体が落ちたとしたら、もっと派手は音がしたはずです。

母は2階で休んでいたので、1階には白猫以外に誰もいないはずです。

白猫がいた場所から台所まで4メートルほどの距離なのですが、台所の入り口に防寒用カーテンがあるので中の様子は見えません。

おまけに、省エネの一環で電気スタンドしか点灯していなかったので、リビング自体も薄暗い状態でした。

変だと思いつつも、作業が忙しかったので聞かなかったことにしました。

そうしたら、30分ほどしてから再び「カタコロリン」みたいな音がしたのです。

さすがに気になったので、適当なところで仕事を切り上げて確認しに行ったら、何と排水トラップの上に割りばしが八の字に置かれていました。

これを見た時、がんで他界した父が生前に割りばしを使った時に、こういう風に置いていたのを思い出し、一瞬背筋が寒くなりました😱

幽霊説は封印して論理的に考えると、物体は真下に落ちるはずなのですが、トレーのある場所の真下と排水トラップまで30センチほどの距離があります。

ちなみに、トレーがある場所から流しの底面までの距離は80センチ弱ほどです。

落ちた割りばしが流しの中で転がって八の字になったのでしょうか❓

2回目の音が落ちた音だったとすると、1回目の音は何だったのでしょうか❓

死んだ人って時々家に帰って来て割りばしで遊ぶのでしょうか❓

答えのない背筋が寒くなる謎です❗

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