また翻訳会社倒産で報酬未払い発生

前回の投稿で翻訳会社倒産のお話をさせていただきましたが、またヨーロッパで翻訳報酬が未払いという事態が発生しました。

想定内のリスクとはいえ、被害にあった翻訳者の方に心の底から同情します。本当にヒドイ話だと思います。

あくまでも白猫の価値観ですが、「がん告知」と「報酬未払い」のどちらが受け入れがたいと聞かれれば、即答で「報酬未払い」と答えます。

何しろ我が家はがん家系なので、がんは「やっぱり」「またか」という諦めと宿命を感じて受け入れられますが、会社倒産による未払いは「人をタダ働きさせやがって冗談じゃない」という怒りで血が沸騰するほど許しがたいことです。

欧米の場合、翻訳会社を介して働くと、通訳や翻訳の報酬は後払いというのが一般的です。ある意味では、信用取引で成り立っているのです。

国や地域により差があると思いますが、会社倒産の場合、経営者や社員の方は自分達の取り分を確保できるのが一般的です。

結局、未払いという憂き目にあうのは外部取引先で、最も煮え湯を飲まされる可能性が高いのが個人事業者です。

ビジネス界でも、人権だ、フェアトレードだと美辞麗句を並べますが、実際やっていることは全然違います。

所詮、個人事業者など、野良猫程度の扱いなのでしょう。轢き殺して一匹減っても、誰も悲しまないし困らないというのが本音なのでしょう。

現実は過酷です。強くしぶとく生きないと❗

コメントを残す